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■2011年09月14日(水)00:05  謹んでご冥福をお祈りいたします 〜大波乱の中国大会を振り返って〜(その2)
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はじめに今回の中国大会の職場一般の部の演奏中に急病で倒れられ、急逝された鳥取県勝田町一番地寄合楽団の指揮者、鷲見浩司先生のご冥福をお祈りいたしますと同時に、関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。

私も当日運営役員の一人として客席におりましたので、その一部始終を目のあたりにしたわけですが、まさに前代未聞のショッキングな出来事でした。主催側の一員としてはこの不測の事態への緊急対応に全力あげて取り組みましたが、会場内で体調を崩された方々も複数おられ、緊急車両の出動などで会場周辺は一時騒然とした状況となりました。

そんな中ではありましたが、救命活動や大会進行にご協力くださった多くの皆様、さらには会場各所の補助員の高校生諸君の落ち着いた対応は、我々が冷静さを失わずに対応できた心の支えであったと思います。ここで述べることが適当かどうかは分かりかねますが、私個人としてはあの瞬間をともに過ごすこととなった会場の全ての皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。

当初、鷲見先生の一日も早いご回復を願っておりましたが、緊急搬入先の病院でご逝去されたとの悲報には本当に言葉もありませんでした。私も指揮者として、また吹奏楽関係者の一人として、あまりの出来事に未だ心の整理は尽いておりませんが、吹奏楽に携わる者として、また役員として現場に居合わせた一人として、正直な気持ちを表す責任があるように感じましたので謹んで日記を再開させていただくこととしました。

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前回の日記を書き終わったのは中国大会二日目の8/27の夜でした。日記副題の〜大波乱の中国大会・・・〜は言うまでもなく、“広島県惨敗”のことをみなさんにお伝ええするつもりでつけたものでした。27日中学、高校の部が終了した時点で広島県代表の成績は近年でも最悪と言ってもいい状況でした。

原因と言えるかどうか分かりませんが、まず中学・高校の部を聞いたなかで印象的だったことは“実力差が少なくなった”ということです。これまでは支部大会であっても、いくつかは聴き劣りするバンドがあったものですが、今回はどの県も基本的な技術がとてもしっかりとしていて、美しいサウンドとともにレンジもあり、ピッチも正確でした。

ずっと2階の客席におりましたので、大会を聴きに来られた中国各県の懐かしい先生方ともたくさんお会いできました。私が安西中にいた頃の懐かしい指導者や今も現役で指導されている若い?先生方も多く来場されていました。休憩時間には昔話に花が咲き、当時のことを昨日のように懐かしく思い出しました。

もちろん地元の先生方もたくさん来られていましたが、どちらかというと“トレーナー”的な指導者の方々に多くお会いしました。彼らの多くが今回県代表として出場した各団体のトレーナーをされているわけですが、中国地方にはこのようなプロフェッショナルで優秀なトレーナーが多くおられます。指導スタイルやバンドとの関係も様々ではあると思いますが、昨今では彼らの多くが複数の県にトレーナーとして招聘されているようです。一昔前までは地元の学校を指導されることが大半だったのですが、最近では中国五県のどの県にも積極的に行かれているようです。

吹奏楽も日進月歩です。全国的な視野でみれば、基礎指導やサウンド作りにも多くの新しいノウハウができあがっています。以前のように年間を通じて顧問一人が指導する団体は地区大会のレベルではもはや皆無に等しいのかも知れません。ある意味、このような“分業”は予算的に折り合いさえすれば“効率的”なクラブ運営と言えるのかもしれません。このような新しいシステムが何を生み出すかといえば、当然レベルの拮抗した“過当競争”に他なりません。そう、この熾烈な中国大会のレベル争いはもはや五県のサウンド作りの「ノウハウの壁」が取り払われた結果に他なりません。

一気に流れ込むスキルアップの“新しい波”。今年の中国大会はそんなバンド事情を実感できる大会となりました。これまで広島県を全国レベルにまで押し上げてきた影の立役者であった彼らの多くが新しいノウハウを各県に再分配するという図式と、第一線を辞した優秀な指導者がその持てる経験と知識で、後継者を育成するという図式が今年のこの結果を生み出したのではないかと思います。

実際に私の出会った多くの先生方も地元や他県の団体の応援に来られているということでした。中には今大会に出場した複数県の複数団体を指導されているという方もおられ、そのどれもがとても素晴らしい演奏でした。

指揮者はもちろん現場の教師がほとんどですが、音楽的にとても高度な表現でした。素晴らしいトレーナーは生徒だけでなく、指導者にとっても良いトレーナーなのです。良い“音”にする時代から、良い“演奏者”にする時代になったのだと確信しました。

広島県代表も他県に負けず素晴らしい演奏ではありましたが、なにかもう一つパッとしない印象がありました。他県にくらべて演奏になにか“華”がないように感じるのです。音楽的な差というよりも演奏者の心意気や感性の違いのように聞こえました。わかりやすく言えば「表情」が弱いのです。まさに“役者が違う”といった感じです。

それにはある事情があると思います。それは広島の指導者の存在感が“大きすぎる”ということではなかったかと思います。音楽の骨格が演奏者主体ではなく、指揮者の思惑に左右され、生徒はあくまで指導者が考える合奏の部品としての位置づけでしかないような消極的もしくは無理矢理な表現に思えました。ひょっとすると指揮者とトレーナーとの分業がうまく成立していないのかもしれません。

私も含めて指導者はみんな“勝負好き”です(笑)。“自分の力”でやりたいのです。わかります!。とてもよくわかります!(笑)。

自分以外の人に助けてもらった演奏では勝ってもあまり嬉しくないのです。“指導者エゴ”とでもいうべき譲れない心理があります。トレーナーに全てを委ねると部員がトレーナーに心酔して顧問の立場が無くなるような不安感があるのかもしれません。広島ではある程度トレーナーが活躍している学校でも、大会直前はやはり顧問が一人で仕上げる学校がほとんどのようです。

叱咤、激励、気迫、集中力、緊張、信頼・・・指導者の全身全霊を傾けての指導。そこから生まれる感動や教育効果、技術的な完成度にはなんら疑いの余地はありません。しかし、それが演奏者である生徒自身の“感性の発露”なのかと問われれば、指導者への“盲従”以外の何物でもないという厳しい現実をつきつけられる思いのした大会でした。

以下はあくまで“全国”を目指すのであればという注釈が付くのですが、中・高・大・小編・一般の全出場団体を聞いた私なりの“必勝法”です(指導者諸兄の苦笑が目に浮かぶようではありますが・・・w)。

出来うることならば、指揮者(顧問)とトレーナーの役割の違いを明確にすべきです。指揮者はバンドと音楽に責任を持ち、トレーナーは一人一人の生徒の音楽力育成に全責任を持つべきです。充実した“個人レッスン”が生徒にもたらす音楽表現力は、コンクールのような“土壇場の檜舞台”でも確実に個々の感性を引き出すことが可能です。まさに表現者(アーティスト)となった生徒が紡ぎ出す音楽と、指導者のカリスマだけで作り上げた音楽には“歌舞伎”と“越後獅子”ほどの違いがあるのではないかと思います。

県内でも複数の指導スタッフが相互に連携を保っておられるところは何とか“金”の声を聞きましたが、合奏や分奏、パート指導などの“集団指導”に頼る現状では明白な個人の表現力の差となって現れていました。いやはや大変な時代になりました。これからはこの“影の指導者”たちの仕事の“質”が吹奏楽コンクールを動かす日が来ることになりそうです。


いや、もう来てます。


どうしようかNUMATA・・・・
 

(つづく)
ご愛読ありがとうございます。ご遠慮なくコメントをお書きください。
  • 保護者A(2011/09/16 09:02)
    前回の日記で広島県が惨敗だった事を書かれるとばかり思っていました。先生も体に気を付けてください。
  • bddmqge(2012/03/04 11:41)
    USA
  • muexfaxc(2012/11/24 05:36)
    USA
  • vlrkzunpyf(2013/04/13 00:50)
    USA
  • tvdatt(2014/02/05 03:36)
    USA
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■2011年09月16日(金)22:46  前へ! 〜大波乱の中国大会を振り返って〜(その3)
中国大会最終日。

この日の序盤は意外に静かに幕を開けました。中学・高校の小編成部門の演奏からスタートです。前日までの喧噪が嘘のように、繊細な演奏が続きました。中でも中学の部の演奏はまるで光り輝く宝石箱を眺めるような美しさで感動しました。

構成的には確かにA部門のそれとはかなり違うアプローチの音楽作りであったとは思いますが、大編成の部員に彼らのような個人の表現力があるかと問われれば、残念ながら半数の生徒は完全に脱帽しなければならないでしょう。旋律、和音、低音、打楽器の全ての要素がそれぞれ1人か2人の奏者に委ねられているのです。

これはもう“室内楽”です。10人から20人程度の趣味の良い管楽アンサンブルは、朝の光の差し込む食卓で紅茶とクロワッサンを頂いているようなすがすがしい気持ちになります。なかでも金賞を受賞された団体の演奏は大編成を含めて考えてもとても素晴らしかったと思います。

嬉しいことに小編成部門は唯一“広島惨敗”のあおりを受けない結果で、中学・高校とも素晴らしい成績でした。小編成部門は全国大会へこそ繋がりませんが、広島県代表の皆さんのご努力に敬意を表したいと思います。広島を救った?価値ある“ゴールド金賞”おめでとうございます。

前回も書きましたが個人の表現力が高いと言うことは、何も曲芸的な演奏をするということではありません。音楽を自分の気持ちに置き換えて「楽器で歌う」ということです。中学・高校のA部門ではそれだけのことがなかなかできないのです。

まずは個々の音楽的な成長が意外に“未熟”だということ。数人で音を合わすことやリズムを揃えることはほぼどのバンドも高いレベルで可能になった現在、“音楽”こそがもっとも差のつくファクターであるという原点回帰が必要です。

話は小編成の生徒たちになぜ高度な表現が可能かということに戻るわけですが、それは“少人数”であるがゆえに、個々の生徒に個人指導が可能だということがあげられると思います。さらには合奏の中でも自分の音が“聞こえる”ということも大きな理由だと思います。自分が少しでも変化すればバンドの演奏全体が変化するという事実に晒されているため、よりよい音楽を作ろうという目的が非常に明確な形で突きつけられるのです。

いっそどのバンドも“少人数指導”に切り替えて1チーム当たり20名未満の小グループを複数編成して合奏指導をされてはいかがでしょうか。きっと飛躍的に演奏力が向上すると思います。当然どのチームにも力量のある部員を配置してAバンド、Bバンドといった“能力別クラス分け”にならないようにする必要があります。

実はこの方法は中学高校の教科指導の場ではもうかなり以前から導入されている方法です。時間も手間もかかりますが、個々の部員にとってはもっとも望ましい音楽活動だと思います。そもそも吹奏楽の年間日程は忙しすぎますw。参加行事も出来るだけ精選して部員たちが落ち着いて練習できる環境を作る必要もあると思います。

全国代表になったバンドの大人顔負けの鮮やかなソロや、素晴らしいサウンドにどうしても心を奪われますが、完成した物を見てそれをそのまま模倣したのではコピー商品しかできないのです。現状で差があるのは厳然とした事実ですが、元を正せばそのどれもがちょっとしたボタンのかけ違いから生じているのではないでしょうか。

生徒にもっと“音楽的センス”をつけてやりましょう。楽器で歌えないならまず声で歌えばいいのではないでしょうか。合唱ではまた日陰になる生徒が出ますので、いっそ個々にカラオケでも歌わせてみたらどうでしょうか。テンポの速い曲も良いですが、私はバラードを切々と歌わせたいと思います。ジャンルはどんな曲でもかまいません。

“歌える生徒”は必ずモノになりますw。中にはチョイ勘違いする生徒も出てくるとは思いますが、最初から完璧になるはずもなく、辛抱強く継続することが生涯学習としての音楽力育成にもなると思います。

さて、いよいよ最後の“職場一般部門”。さすがに大人です。どの団体も音楽的に歌えていないバンドはありません。中には課題曲などにかすかな破綻の見られた団体もありましたが、それぞれのバンドの性格を表出した明確な表現は吹奏楽コンクールという限られたスペースでありながらも、音楽を十分に楽しませてくれる内容の発表が続きました。

前号に書きましたので、勝田町寄合楽団の途中棄権につきましてはここでは割愛させていただきますが、20分間の中断の後演奏された各団体の演奏にもとても心打たれるものがありました。精神的にも決して万全の状態ではなく、中には体調を崩されている方もおられたと思いますが、どの団体も素晴らしい演奏でした。

やはりこちらも広島惨敗の連鎖は続き、残念な結果となりました。ただ、中学・高校部門とは違い、演奏者より“指揮者”の感性や解釈が勝敗を分けたのかなという印象が残りました。著名なトレーナーが複数の団体を指揮するという“渡り振り”の団体もあり、ここでも“影の軍団”は健在でした。ただ演奏の出来不出来には様々なファクターが影響するので、指揮者一人のせいにすることも出来ないとは思いますが。

コンクールなのでどうしても結果は出てしまう訳ですが、棄権となった団体も惜しくも代表を逸した団体も結果がどうであれ、その瞬間の演奏に付いた評価でしかなく、また次の機会に向けて“前へ!”進んで欲しいと願います。


皆さん本当にお疲れ様でした。


出場者ではなく大会役員であったことで、私にとっては忘れられない中国大会となりました。


<完>
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  • A(2011/11/10 10:52)
    著名なトレーナーが複数の団体を指揮するという“渡り振り”の団体もあり、ここでも“影の軍団”は健在でした。…ファンなだけに、この言いようにガッカリしてしまいました。
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■2011年09月24日(土)22:15  なんだかんだで・・・明日はマーチング県大会!
県マーチング明日です!!

どういうわけか今年は今日までマーチングの話題を日記に書く機会がありませんでした。

理由は色々あるのですが、“なんとなく”というのがもっとも正解に近い答えで…(笑)。

ご存じのように昨年は5年ぶりにマーチングコンテスト全国大会に出場させていただくことができ、私にとってもNUMATAのメンバ−にとっても、とても充実した一年となりました。中国支部の代表として大阪城ホールを歩いたという体験はきっと部員たちの一生の想い出となることと・・・・






・・・と、まぁこんなことを書きたいわけでは全くなく(笑)。



明日がいよいよ今年の県大会であるという避けられない現実に、少々、いやかなり(汗)緊張の夜を過ごしている私なのです。幸いにも(いや残念ながら…)今年の高校以上A部門の出場団体数はなんと「2」。

広島県の高校部門ガチで過疎ってますwww。例年は県代表を巡って壮烈な代表争いにしのぎを削るはずの複数の高校が全国大会三年連続出場など様々な理由で欠場され、蓋を開けてみれば山向かいwの2校だけということになりました。中学・高校以上の各A部門の“金賞”上位2校は県代表に推薦されるという規定があり、一応“金賞”であれば中国大会まではなんとか勝ち進むことが出来ます。

普通に考えれば、「じゃあ県大会は“楽勝”じゃん!」と言うことになりますが、たとえ“数あわせ”に県代表をいただいたとしても、その2週間後には出雲市での中国大会が待っています。それでなくても前回支部代表になったということは、いわば中国支部の“ディフェンディング・チャンピオン”なわけで(笑)、県大会であってもあまり不細工な演奏をお見せするわけにはいきません。



そのようなプレッシャーの中で悩みに悩んで決めた演目は、究極の“使い回し”でした(笑)。もっともマーチングの世界では過去の演目をやることはあまり珍しくありません。実際に全国金賞常連校がもう15年以上も同じ曲と同じコンテを使い回しているのは有名な話です。他にも多くの学校が同じ演目を何年かおきに繰り返し使用されることはある意味常識なんですが・・・。



しかし今回NUMATAは昨年と全く同じモノをやるわけでもありません。これまでのNUMATAマーチングの“集大成”といえるかどうかはともかく、自分たちなりに観客の皆さんにアピールしたい音と動きを求めて選曲いたしました。



もちろん今回もコンテから練習まで“勇気?栽培”の純正NUMATAマーチングです。



長年のNUMATAファンがご覧になられれば、思わず“ニヤリ”とされるような懐かしい動きをご覧いただけることと思います。お気に召しましたらどうぞ盛大な拍手をお願いいたします。


詳しい内容はやはりサンプラザにおいでになられて実際にご覧いただければと思います。




みなさん会場でお会いしましょう。


あ、そうそう。NUAMATAの本番は「15:30」の予定です。




   
ご愛読ありがとうございます。ご遠慮なくコメントをお書きください。
  • jgpgqoby(2013/03/29 10:24)
    USA
  • kbjodieh(2014/02/05 03:37)
    USA
  • wzptlottijm(2014/11/25 00:17)
    USA
  • khxlwvvbuep(2016/04/01 23:43)
    USA
  • rehxaliqr(2016/04/04 20:18)
    USA
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■2011年09月27日(火)08:42  県大会終了! 終わってみれば・・・
第24回 全日本マーチングコンテスト広島県大会が終了しました。

数日前から好天に恵まれ、前日のどんぐり村(豊平町運動公園)での練習も順調に消化できました。今年は春から徹底的にサウンド改造に取り組んだお陰もあり、徐々に本来NUMATAが目指すサウンドに近づいているなと実感できました。

数年前までは“NUMATAコンテ”の性格上、どうしても“歩き”主体の練習が多くなりがちでしたが、昨年あたりから部員の中にサウンドを意識する生徒が多くなり、基礎合奏やパート練習に目を向けるようになりました。さらに今年は部内の機構改革で演奏全般を仕切る役割も生まれ、マーチング部と演奏会部の連携により、動きと音とパフォーマンスの分業で総合的な演出が可能になりつつあります。いやはや高校生のパワーには目を見張るものがあります。

いよいよマーチング県大会の当日になり、朝7時集合からの体育館練習。こんな時ありがたいと思うのは、自分たちの学校に約35m×40mの体育館があるということです。恵まれた環境で力一杯マーチングできる生徒たちは本当に幸せです。この夏にはフロア改装を済ませ、毎日ピカピカのフロアを歩いています。

11:00 順調に校内での練習を終えて、いよいよサンプラザに向けて出発です。

会場に到着するともういつもの県大会の雰囲気ムンムンですw。たくさんの小中高校生が“こんにちわ!”の挨拶。この挨拶の仕方にも学校ごとに独特の雰囲気があります。私の考える理想の挨拶は「笑顔で、目を見て、自発的に、大きい声で」ということになりますが、この4つが全て出来ている団体は“強い”です(笑)。

挨拶は“親近感”を表すためのコミュニケーションアイテムとして同好の仲間たちへの“激励”“マナー”という目的で交わされますが、コンテスト会場でのそれは若干違った目的もあるように思います。それは緊張感を克服し“自信”と“余裕”を持つための自分へのマインドコントロールという一面です。

今年のNUMATAは“まだまだだなぁ”というのが正直な印象でした。会場についたとたん、たくさんのバンドを見てかなりテンパってます(笑)。それまでの笑顔が消え、仲間うちだけは妙に明るい雰囲気(笑)。まるで借りてきた中学生wです。でも徐々に本来の明るさを取り戻しいつものNUMATAに。

つぎはいよいよ“場当たり”となります。フロアの下見のことですが、計画を立てて行かないと文字通り“場当たり的”になりやすく(笑)、逆に緊張感を増して余計なプレッシャーを生む原因となります。

前日どんぐり村で“場当たりの場当たり”をしました(笑)。ファースト(開始位置)、外周パレード、トルネード(渦巻き)、カンパニーフロント(横一列)あたりがフロア確認できればといったポイントになりますが、ここでひと悶着。場当たりとはいえ、あまり本番の内容を事前にお客様に見せるべきかどうかいう私の疑問に3年生から“やれることは全部やりましょう”というもっともなご意見。結局2分40秒の“全部見せ”プログラムを作って場当たりの本番?に臨みました。

最近はインカムがあるので私が客席から指示を出すことが可能になりました。私とマーチング部長との会話の中で場当たりが進みます。ファーストから外周開始位置へ“ん??”第1コーナーのLS(レフトスピン)後の斜めラインがずれます。“斜め合わして!”と小さな声で指示を出します。部長はすかさず「もう一回外周アタマ!から」という指示。メンバーはちょっと躊躇しながらも元の位置へ。今度はきれいに回れています。

そのころ「沼田高校残り1分です!」のアナウンス。私はインカムで部長に“どうする?”と相談です。部長は“このまま(外周を)続けます”という返事。やがて場当たり終了。後で分かったことですが、昨日の“全部見せ”決定後、マーチング部で相談の結果“規定課題”のみでやろうと変更した様子。

私はそんな重要なこと“聞いてないよ!”と言いたいところですが、マーチング部に“自治権”を与えることでバンド全体がまとまれば、その方が運営的には価値があるようにも思います。

どこまで顧問に頼るかというところがまさに部長の腕の見せ所な訳ですが、メンバーが“楽しんで”できるための雰囲気作りは、教師がいくら頑張ってもリーダーの生徒の方がはるかに上手です。指導者主導のマーチングはある時期絶対に必要ですが、行く末に生徒主導を想定しているかどうかがマーチングバンド運営の成否を決めていくと思います。

場当たりが済んで中学校部門の演奏が始まります。以前の中学校部門は参加団体数は多くてもマーチング初心者のバンドが多く、サウンドや動きに難のある団体が多かったのですが、今回はかなり多くの団体が“代表クラス”の演奏演技を見せてくれました。あっというまに中学校B部門1,A部門13団体が終わりました。

いよいよ高校以上の部A部門です。最初は山向いwの県立高校。こちらはハチャトウリアンの組曲「ガイーヌ」の数曲を取り上げた演奏です。さすがに全国出場校!。それまでの中学生とはサウンドも動きも全く違う次元の演奏が続きます。コンテもこの高校らしいドラマチックな動きで各所に工夫のある楽しい動きでした。

やはり流行の“エア・アヤヤ?”的な「股割りスクワット」全開です(笑)。2年前に京都の団体がダンスに取り入れて以来多くの団体が採用しています。内股で歩く女子の多い団体ではちょっと躊躇する体勢になりますが、元気さと力強さを表現するには有効な手段だと思います。

実は今年の県大会でこのスクワットをやった団体は2つや3つではありません。高校の部ではもう観客が飽きていて(笑)、なんか珍しくないのです。じつはNUMATAもダンスにこのスクワットを連発していて・・・(笑) 私もけっこう気に入っていたのですが、この高校の演技に一気に冷める私の期待感…(笑)。

ともかく1団体目は例年通り本当に素晴らしい演奏でした。君たちの存在はNUMATAにいつもやる気と元気を与えてくれます。小中学校からのつきあいの人も多く、これからも素晴らしきバンド仲間として、また良きライバルとして切磋琢磨していきましょう。安佐南区万歳!(ちょい乗りすぎww) 

さあいよいよNUMATAです。これまでにも何度も申し上げたとおり、今回私は“サウンド”に今後の期待のすべてをかけていました。

・ファースト
まずまずの出来でしたが、もっと盛り上がる方法はないのかな。
・冒頭のファンファーレ。
メンバーの実力を考えるとまあまあの出来です。
・変形から外周アタマへの移動
かなりヤバいです。不安感満載。リズムギクシャク。
・外周パレード
出だしはきれいでしたが、キメがきたない。全てのINとOUTをチェックしないと。やはり終了間近でテンポが速くなります。トリオのテンポが・・・
・足踏み演奏
トリオが始まる前からのリズムの不安定さが音楽を壊しています。
・バードランド入り
トライアングルとリムショットのズレ。バス帯につられてテンポが動くのはいただけない。歩きのズレもこのNUMATAリズムwから生まれています。もっと音楽の重心を↓に。
・トルネード
IN/OUTのツケが不正確でした。渦より菱形が問題です。
・ソロ
やはりソロ位置が前すぎる感じがしましたが、現状では場所がないので考えましょう。
・ダンス
ジャズダンスの“跳ねない”ノリが大切ですね。無駄な力が入りすぎています。足に頼りすぎ。もっと身体全体を使ってかっこよく。
・カンパニー
カンパニー開始寸前の動きが鈍い感じ。やはりIN/OUTのキメが甘いですね。
・終了体形
もっと前後に拡大しないと読みにくい感じですね。


まだ色々悪い点もありますが、サウンド全般がずいぶん良くなりましたね。でもあと一息サウンド改善に頑張ってください。今年は“過去最悪”の金管セクションという悪評を跳ね返してよくここまで頑張ったと思います。NUMATAが始まって以来初めて複数の審査員から“サウンド”をほめて頂きました。こんなことって・・・!

終わってみれば7年連続の県代表でした。ご声援くださった皆様本当にありがとうございました。

でもこれからが大変です。2週間後には5年ぶりの“カミアリーナ”です。これから大変な2週間が始まりますが、あとで後悔しないだけの練習と中間考査に向けて精一杯の学習に頑張りましょう。

さあ!NUMATAの“カミ5(四部長と私)”はカミアリーナで救われるのか(笑)

君たちの健闘を祈って出雲大社のアリガた〜い写真を貼っておきますね。
grp1024021140.JPG 675×340 89K
ご愛読ありがとうございます。ご遠慮なくコメントをお書きください。
  • OG(2011/09/28 00:41)
    見に行きましたよ〜♪私たちの時代はマーチングはありませんでしたが、初めて生のマーチングを見て感動しました!中大も頑張ってくださいね♪
  • OG(2011/09/28 17:34)
    中国大会進出おめでとうございます!自分のことのように、うれしいです^^ youtubeで保護者(と思われる)方が動画をあげていたので拝見しました! ちょっと前に見た皆さんが、すごく成長していてびっくりしました! だんだんと寒くなってきましたので体調に気をつけて、これからもその調子でがんばってくださいね!!UP↑↑ 
  • むちよ(2011/10/02 23:00)
    沼田の先輩にお世話になった口中生です。本番も見たんですが、見てて本気で鳥肌が立ちました。めっちゃくちゃかっこよくて尊敬です。中国大会も応援してます、頑張ってください
  • 沼田ファン(2011/10/03 00:26)
    数年前から沼田高校の大ファンになりました。先日も県大会を拝見し、カンパニーフロント前のダンスと隊形は変更したほうが良いのでは、と感じました。中国大会まであと数日、悔いの残らないようにがんばってください!中国大会は行けませんが、広島から応援しています。目指せ大阪城ホール!
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