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■2010年08月05日(木)23:04  コンクール前夜 〜期待と不安と疑問と後悔の狭間で〜
吹奏楽コンクール県大会まで、残すところあと6日。

3日前無事合宿も終わり、今年もとうとうここまで辿り着いた。

4月に120名を数えた部員数も文化祭での3年生の引退などで93名にまで減少した。吹奏楽コンクールの各部門には出場人数に制限があり、我々が出場する高校A部門は指揮者を除いて55名までとなっている。当然出場メンバーのセレクトが必要になるが、今回NUMATAは初めて本格的なオーディションを行った。

オーディションの良いところは原則として部員全員に平等なチャンスがあることである。コンクール出場を目指す部員にとっては嫌が応にも練習に熱が入るというメリットがある。

とはいえ、4月まで中学生だった1年生と上級生とでは、心理的な余裕や音楽的な感性にかなりの差がある。したがってほとんどのパートで2〜3年生を中心とした部員がメンバー入りを果たすのだが、パートの事情や演奏経験の違いによって、必ずしも上級生が選ばれるとは限らない。

特に人数の多いパートでは残念ながらコンクールメンバーに入れないまま引退を迎える3年生もいるし、進路その他の都合でコンクール前に引退する生徒もいる。まさに悲喜こもごもである。

今回の吹奏楽コンクール県大会は第51回となる。私が初めてコンクールを指揮したのは1975年(昭和50年)の第16回大会のことだった。詳細は憶えていないが僻地の芸北中学校で約15名ほどの小編成だったと記憶している。とにかく出場することに意義があると感じていたし、何とか止まらずに最後まで演奏することがバンドの目標だった。

やがて安西中学校に赴任し、1979年(昭和54年)には県代表を受賞することになる。その後も新設大規模校という環境に恵まれ、自分の編成したバンドを指導するという幸運の中で教師生活を送ってきた。結局この約36年間休まずに参加してきた事になるわけだが、初出場以来いつもきまってコンクール直前の時期に感じることがある。


それは「期待と不安と疑問と後悔」である。


「期待」はどちらかというと発表欲に近いものである。生徒と一緒にステージに上がれること、多くの人に自分たちの演奏を聞いてもらえること。出来るだけ新鮮で魅力のある演奏をしたいという気持ちが、ある種の期待感となってコンクールを待ち遠しいものと感じるのだ。

「不安」はいうまでもなく、コンプレックスや緊張感、結果に対する怖れのようなものである。

「疑問」は自分のやってきた仕事への疑問だ。
“指揮はこれで良いのか” “ひょっとして全く評価されない演奏レベルなのではないか” “解釈がまずかったのではないか” などなど、考えはじめたらキリがない。

「後悔」はこの時期に感じるある種の閉塞感。自分の責任で生じた多くの失敗に対する自己嫌悪など。選曲ミスだったと感じるのもこの時期だ。“あとの後悔先に立たず”と言うが全くその通りだ。

この複雑な感情を味わうのはもちろん私だけではないだろう。中には私より深刻に悩む指導者もいるに違いない。指導に悩み体調を崩した教師も多く見てきた。たしかにどのバンドの部員もそれなりに努力している。がしかし、そのバンドがおかれている現実には指導者である教師も直面しているのである。

スポーツでも負けると分かって試合に臨むのは辛いことだ。吹奏楽はスポーツではなくあくまで音楽芸術なのだが、ことコンクールとなるとみんな目の色を変えてレベルアップを図る。普段怠けてばかりでろくに生徒に付き合っていないくせに、コンクールモードになるといきなり百戦錬磨のマエストロ気取りになって無知で純真な生徒たちに精神訓話を振りかざす(もちろん私のことだが…)。


話がややこしくなったが、NUMATAは今年「不死鳥」をテーマに定期演奏会を開催した。なんとなく「鳥」がテーマの今年である。不死鳥は私の退職と再任を記念してNUMATAの新しい門出を印象づけるテーマとなった。

定演のメインは「火の鳥」。コンクールは「鳥になる」、マーチングは「バードランド」とこだわりの選曲をした。「鳥になる」は飯島俊成の新作で2010年6月末のレンタル出版である。昨年甲府ソノリテ吹奏楽団の委嘱作品として地区大会で演奏されたものだが、今回NUMATAが最初のレンタルナンバーを手にした。

「鳥瞰(ちょうかん)」という鳥の目線で甲府盆地(副題:雁坂峠鳥瞰〜笛吹川を駈け下る)を飛ぶという意欲作で近年の邦人作品としては珍しく冒頭にガツン!!と来ない。高音の木管楽器の3分に及ぶ緩やかなイントロが異彩を放っていて、私自身とても気に入っている作品だ。肝心の演奏の方は会場でお聞き頂くしかないが、作品の繊細なディテールと清冽な空気感が表現されればいいのだが。


マーチ課題曲はバンドの基礎的な力量が問われ、過去NUMATAはその持ち前の「荒さ」から何度となく苦杯を舐めた。合宿は終わったもののまだまだ未完成で、それこそ不安と疑問が脳裏を横切るのだが、今年は何よりまして「期待」の部分も感じている。


会場の皆さんに「鳥」になったNUMATAを是非お聞き頂きたいと思います。

皆さん、ご声援よろしくお願いします。



   
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  • ikknyyyh(2012/11/24 11:28)
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  • uszttqu(2015/01/21 07:01)
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  • meoovghyny(2016/04/01 23:44)
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  • bfidprnluw(2016/04/04 20:20)
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■2010年08月13日(金)00:11  吹奏楽コンクール県大会終了 〜成果と限界〜
学生時代も含めるとかれこれ45年間吹奏楽コンクールに出場している。

教師になってからも36年間のコンクール歴だ。(まぁ経験は十分だろう)

音楽は全般的に好きだと思っている。(若干ポップスにハマりすぎだが…)

クラブ運営は順調な方だ。(部員数だけだが…)


最近になって歳を感じることがめっきり多くなった。体力的なこともあるのだが、昨今の吹奏楽のレベルアップについて行けない自分に若干の苛立ちもある。

ついて行けないと言ったが、正確には方法論の変化に自分の指導スタイルが適応できないといった方が正しい。

現在の広島県の高校はまさに「私学王国」である。しかし公立と私学で吹奏楽の活動条件に差はない。才能のある生徒をたくさん集めたスターバンドが強いというわけでもない。

にもかかわらず今年の吹奏楽コンクール県代表は見事に私学4強のそろい踏みとなった。NUMATAも一応金賞にはなったがコテコテの「ダメ金」である(順位を云々するのはあまり潔くないのだが…)。

コンクールを発表の場と考えればNUMATAとしては現状での実力を発揮できた上がりだったと感じている。これで完璧とまでは言わないが、いまの部員たちに出来るほぼ実力通りの演奏だった。金賞という結果なのだから所期の目標は達成できたし、何の文句もないはずなのだが、なぜか考え込んでしまう自分がいる。

あまり客席に座って聴かない私だが、今回は珍しくいくつかの有力バンドを聴いた。どこもさすがに立派な演奏で、NUMATAよりは数段上手いと感じさせる。曲の解釈については指揮者の個性もあるので、その部分のコンプレックスはあまり感じなかったのだが。

しかし全体のサウンド作りや個々の演奏能力などは、正直今のNUMATAでは勝負にならないと感じざるを得ない。時間や設備、練習環境には差がないにもかかわらず、そこまで演奏能力に差が出る理由はいったい何なのだろうか。

有力バンドといっても全員がアマチュアの高校生である。中には音楽に進路を求める部員もいるだろうがそれはごく一部である。ではいったい何が。

軽薄に結論めいたことを書くのは努力した方々失礼だと思うが、上位のバンドは「やらせるべきこと」がはっきりしているのだと感じた。コンクールのような引くに引けない場で演奏する場合、ここまでは出来ていないと演奏上不都合が生じるというレベルがある。

NUMATAに限らず多くの高校では「なんとか聞き映えよくまとめる」「リズムや音程を合わす」といった作業にコンクール練習のほとんどの時間を費やす。もしその作業が必要なかったら、表現できる内容も飛躍的に向上するに違いない。

日々の練習の成果という言葉があるが、まさしく練習内容に差があるのではないだろうか。一日数十分の真剣で中身のある練習が年間を通じて大きな差となって現れるのだ。実力のないバンドがいくら気持ちよく演奏が出来ても所詮自己満足にしかならないのだ。それも頭の中では分かってはいるし、時には生徒にもそのようなことを言うには言うのだが…。

私の欠点は現状をすぐに認めることだ。「お家の事情」という一見民主的な言い訳でバンドそのものの質を落としているのかも知れない。このままでは現状を超えられないとも感じている。生徒も決して現状に満足しているわけではない。できればもっと素晴らしい演奏をしたいはずである。

まだまだシーズン半ば。やがて9月のマーチングでも同じことを感じるに違いない。少しでもUP!するためには。


現状に満足しないこと。


欠点を改善すること。


この教訓を今回のコンクールの「成果」と考えたい。


さあ、みんなで「限界」を超えよう! 


明日は「明るい日」と書くよ。


  
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■2010年08月18日(水)21:59  MY WAY(25)“新設美鈴が丘高校〜MIDI発進! その1〜”
 広島市立美鈴が丘高校は1988年広島市佐伯区の新興団地美鈴が丘に誕生した。

それまでにも沼田高校をはじめ、いくつかの新設高校が広島市郊外に開校していたが、美鈴が丘高校はこのドーナツ化によるの人口急増期の終盤を飾って誕生した。いわば広島市立の切り札?的な高校として外観、内容ともに「斬新」な学校であった。

開校メンバーとして最初に与えられた校務分掌は「図書視聴覚」。沼田高校でも同様な仕事をしていたこともあって、その内容については違和感なく取り組めた。沼田高校と大きく異なっていたのは学校建設の完成度の高さだった。開校準備室で数年間に渡り着々と開校まで計画が立案されていて、我々はその膨大な設備や備品を所定の場所に配備するという事から取り組むことになった。

図書館も既に完成しており、毎週のようにトラックで何台分もの書籍が運び込まれ、パソコンによる図書管理システムも導入された。ただ約8千冊あまりの蔵書の内容と分類を一冊づつパソコンに打ち込む作業には多くの人手と時間を要した。

パソコンといえば1980年代既に学校現場ではありふれたアイテムであった。しかしながら、それらの処理能力は現在の物とはとうてい比較できないレベルで、NECの製品でいえば8800(8bit)から9600(16bit)への転換期だった。システムもMS-DOSからWindowsへの移行が終わったばかりという状態だった。

DOSベースで稼働するアプリもまだまだ健在で、パソコンを扱える教員は「特殊技能者」並みの待遇で重宝がられたものだ。かく言う私は開校当時は全くのパソコン音痴でワープロすら知らない状態であった。文書は和文タイプという大きな文字盤上の活字を探して打つという原始的な方法が当たり前だと信じていた。何しろ数年前まではガリ版に輪転機という教育現場にいたのだ。私の頭脳がそう簡単に機械化されるわけもなかった。

しかし当時既に理数系の教員を中心に成績処理や生徒資料の管理などにカルクシート(表計算)やデータベースを用いたテンプレートが開発され、多くの学校で活用され始めたのも1980年代であった。

しかし当時の私には「このままでは時代に取り残される」などということは全く考えつかなかった。パソコンが便利だというイメージは全くなく、学校での業務は専用機に限ると固く信じていた。しかし周囲の変化は思ったより早く、多くの同僚がワープロを買い始めた。フロッピーディスクの入るワープロに出会ったのもこの頃だった。

一度作った文書が「データ保存」できるという魅力は計り知れない。毎年同じような物を作成するのに前年の紙資料を横に置いて、最初から全部打ち直すという、今ではおよそ考えられない労力を費やしていたのだ。熱にうなされるように当時の最新式のワープロを購入したのは美鈴が丘高校開校数ヶ月後だったと記憶している。

この機種の面白いところはMS-DOSが走るということで、簡単なデータ変換が可能だったことだ。日々作成するワープロのデータをDOSデータに変換すればそのままパソコンの文書として保存できるのでそれまで縁の無かったパソコンとも次第につきあえるようになっていった。

当時のパソコンは画像やサウンドデータなどを自由に扱えるほどの処理能力はなかったが、Windows機など徐々に性能の高い商品が出回り、瞬く間にパソコンが教育現場を席巻するようになった。

そのころ「パソコン通信」という耳慣れない単語を聞いた。ニフティという団体に入会し、電話回線を使えばデータ通信が可能だということだった。当時のパソコンマニアにはもう周知の事実だったのだが、なにしろ「コンピュータ」と「通信」という違った用途のものがなぜ一緒に動くのかという魔可不思議な内容に頭がついていかなかった。

開校1年後、そんな私の職場環境に大きな変化が訪れる。成績処理ネットワークを設置しようということになったのだ。学校にケーブルを張り巡らして、各研究室の端末から入力すれば全体の集計が可能になるというまさに夢のような話だった。



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■2010年08月22日(日)01:30  2010マーチング始動!  
今年も遂にマーチングの季節がやってきた。

さて。今年のお題は・・・・

昨年NUMATAはテーマに拘った。題して「ロシアン・モダン」。

「貴族たちの行進」「道化師」「仮面舞踏会」という近世ロシアの名曲をフィーチャーして、複雑な人間模様をワルツマーチングで表現するというNUMATAとしてはかなり意欲的なチャレンジをした。

結果は地区大会銀賞。近年では最悪の評価だった。サウンドに難があることは練習段階から気付いていたが、いつもの楽観主義で気楽に練習してしまった。そもそも吹奏楽連盟のマーチングコンテストは「歩く吹奏楽コンクール」とも言われ、サウンドが勝敗を決することは周知の事実だ。

今回で第23回となるが、昨今ではマーチングもかなり技術が向上し、代表校のサウンドはホール演奏と比べてもそれほど聞き劣りしないレベルになっている。NUMATAにとってはますます肩身の狭い状況である。

そのことに気付いていたからこそのロシア音楽だったのだが、クラシック作品をやったからサウンドが良くなるはずもなく、世の中甘くないことを嫌と言うまで思い知らされた。大会直後の反省ではやはりサウンド全般に加え音程とリズムに難があったなと考えていた。

現在その判断は少し間違っていたと感じている。それらの要素が劣っているのではなく、「音楽」として表現することが出来ていないのだ。まずは呼吸(ブレス)から音楽表現の一部であるべきで、これがリズム表現の原点にもなり、サウンドを支える土台にもなる。

小難しいことを言うつもりではなく、音楽を表現するという行為は音楽経験に裏打ちされるということなのだ。要するに「音楽をやることを知らない人は何も出来ない」のである。自分ではそこそこ音楽好きだと思っていても、なぜか歌を歌うのが嫌いだったり、人前で話すのが苦手だったり、クラスではあまり存在感がないという部員が過半数の状態で(笑えないw)、呼吸がどうのこうの言ってももはや手遅れなのである。

以前に成績がいい年はカラオケの上手い部員が多いといったことがあるが、カラオケを表情豊かに歌えるということには多くのヒントが隠されている。そこには「好き」「楽しい」「かっこいい」という音楽表現への「動機」が不可欠だからだ。

「好きこそものの上手なれ」という諺がある。なぜそんなにうまいのかと問われれば、「好きだから」という至極当たり前の答えが返ってくる世界なのである。音楽はゲームではない。定められたコースや正解を並べるだけでは成立しないのだ。

チューナーやメトロノームに頼るだけでは音楽を理解できないし、音楽を好きにはなれない。最初は多少乱暴でも独りよがりでもいいから気持ちよく演奏することが重要なのだ。そのためには多くの歌を歌い、多くの音楽を聴き、多くの経験を積むことしかないのではないだろうか。

幸いにもNUMATAの部員はマーチングが大好きである。この炎天下で汗まみれになりながらも、真っ黒に日焼けしてもみんな楽しそうだ。この「好き」を大切に考えたい。だから今年NUMATAは「好き勝手にやる(笑)」。

私も部員も一度初心に返りNUMATAをリセットして今年のマーチングを始めようと思う。

さあ、楽しくやろう。


だって、明日は明るい日と書くっていったでしょ!


みんな、アセらなくてもいいよ。



明けない夜はないんだから。



  


 
   
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■2010年08月25日(水)22:33  2学期始業式 〜みんな頑張ってます・・・気持ちだけは・・・〜
毎日、毎日、クソ暑い。

もう日本は熱帯になったのかもしれない。ここしばらく連続で35度を上回る真夏日が続いている。幸い冷房が効いているので教室の中はまあまあの環境だが、一旦廊下に出ると温度差で頭がボーッとする。

外はもちろんうだるような暑さで、か弱い老人(私のことだが…)は数分も歩くと体温が上昇し熱射病の危険と直面する。できるだけ直射日光を避けて生命維持に努めながら水分補給を欠かさない。夜は夜で熱帯夜。こうして日記を書いている深夜になっても一向に気温が下がらない。

思い起こせばここ数年は似たような暑さだ。昨年は9月になってからも気温が下がらず長過ぎる残暑に泣いた年だった。今夏も生徒の体調管理や夏課題の消化に腐心しながらなかなか仕上がらないコンテに頭を痛める毎日だ。

マーチングの組み立ての順序だが、まず選曲から始まる。吹奏楽コンクールでは課題曲に相当する規定課題の大半を消化するメインの曲を決定する。

つづいて規定課題の中で最も練習時間のかかる「外周パレード」を考える。右周りか左回りか4回あるコーナをどう回るかなど細かい部分を決めて練習に入る。しかし1年生の大半はマーチング初心者である。基礎練習は多少経験していても本格的なコンテを消化するにはかなり役不足な状況である。

そこでNUMATAではスカードという6〜8人の同一列でグループ練習をする。同じ楽器同志の場合が多いが混成の場合もある。各列の動きが完成すれば全体でマーチングすることが可能となる。したがってまずは演奏と歩きを別々に練習することになる。

日陰でもあり、練習場所としては体育館が適しているのだが、他のクラブの活動拠点でもあり、希望時間に使用することはまず不可能である。そこで炎天下の隣接公園での屋外練習となる。

昼間の炎天下である。文句なしに暑い。暑いという表現より“熱い”といった方が正しい。体感温度は優に40度を超える。しかし高校生はタフだ。約30分間毎に休憩と給水をしながら黙々と活動する姿には神々しささえ感じる。炎天下リーダーの指示に大きな声で返事をし、曲を歌いながら練習する様はまさに修行僧たちのようでもある。

この瞬間がマーチングの醍醐味だ。本番でアリーナを颯爽と歩く姿にも胸を打たれるが、その何倍も練習する彼らの姿は素敵である。肉体と音楽がより高い次元で融合しようとする営みがそこにはある。結果は必ずしも満足出来るとは限らないが、彼らの練習ぶりには毎回感動する。

NUMATAはマーチングが好きだ。

猛暑の極限状況の中、ストイックに調和を追い求める若者たちのかっこよさがたまらない。


 


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  • qjlkrki(2012/05/01 18:16)
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