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■2007年05月06日(日)  なんかマッタリと連休過ごしています…
grp0506235840.jpg 1000×750 128Kまた何ヶ月も日記が書けない状態になってしまいました。この日記のことを知っている人に会うたびに「また止まってますね」とツッコまれてばかりで、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私にも色々事情がありまして(笑)。

最近の出来事から報告しますと、まず“mixi”始めました(笑)。mixiなんて“いまさら”感が強いとは思いますが、家族が以前からやっていたのでとうとう引き込まれたって感じです。

昨年来のスパム攻勢に対処すべく色々策を弄しておりましたが、結局決定打がないまま悶々とした日々を過ごしておりました。ところがmixiにはスパムがないのです(笑)。

レンタル系のところはだいたいセキュリティがしっかりしているのでmixiだけが安心というわけではありませんが、mixiは日記とコミュニティが中心のサイトなのでこちらのコンセプトと一致する部分もあり、いまのところ気に入っています。

ただマイミクシィという“お友達”にはだれでも日記を公開するということなので、匿名性やプライバシーが守られにくいという特徴もあります。特定のグループだけで運営する人にはいいと思いますが、頼まれると断れないタイプの人は「公開」を前提にするしかないようです。

今年のGWですが、4月30日に定期演奏会が終わったのでクラブの練習も3連休となり、私もちょっと休めることになりました。3日は私たち夫婦と娘の3人で山菜獲りに行きました。我が家ではこんなことはまず無いので、娘も家内も驚いていましたが、足をのばして芸北の八幡から島根県の県境まで(私の生まれた匹見町)行きました。

フキやタラの芽、ワラビにコゴミなど抱えきれないほどの収穫に大喜びで帰宅し、さっそく娘のBFと4人でテンプラパーティーと相成りました。翌日の4日は疲労回復のための“寝だめ”です。映画に行こうかという意見もあったのですが、あまり見たい映画がないのでやめました。

今日も家でゴロゴロして過ごしました。老後の生活ってこんな調子なのかなぁ…。なんて思いながらもパソコンの調子がイマイチなので、アプリのインストールやユーティリティを入れ替えたりと、結構忙しく座っていました(笑)。

定期演奏会が終わって徐々に頭の整理が出来てきたので、次は定演レポートでも書きたいと思います。

■2007年05月06日(日)  記念定期演奏会始末記(その1)
grp0514095312.jpg 800×567 55K沼田初のアステールプラザ大ホールでの「第20回記念定期演奏会」は4月30日、超満員のお客様を迎え開催されました。

当日ゲストとして出演された“北ジュニア”の皆さんを始め、沼田高校OB吹奏楽団の皆さん、裏方として頑張って下さった後援会有志の方々やOB諸君をはじめ本演奏会開催に当たりご協力下さったすべての皆様に心より御礼申し上げます。

今更ですが、会場を変更するということは本当に大変なことでした。まず施設のことがほとんど分からないところから準備がスタートします。これまでの区民文化センターの客席が700席、今回のアステールプラザは1,200席(ただ前舞台を上げるので客席が150席減って約1,050席になります)。

当初関係者の予想では“客は減る”と考えていました。郊外の安佐地区のお客様が大半の本校の定期演奏会。連休で不在の方も多く、加えて私学の人気校のS峯高校と同じ時間帯の本番。どう考えても“減る”要因しか思い浮かびませんでした。この会場には地下駐車場がありますが、規模が小さいので誘導は不要で、当日の“観客誘導”にはOBが10人もいれば大丈夫だと安心していました。

この会場は広島市営の公共施設でとても設備がよく、客席への入り口が巨大アーケードの奥に作られているため、少々の観客が並んでも全く平気なほどの広さがあると考えていました。

《13:30》
受付のOBがトランシーバで確認の連絡をしてきました「先生!開場は2時半ですか?」進行表があるのになぜそういう質問が来るのか分からなかったので「どうしたん?」と聞くと、「かなり並んでますよ」という答え。しかしその時点でステージはリハーサルの真っ最中。少々混雑してもお客さんには待ってもらうしかありません。

《14:00》
「先生〜〜! 開場早くなりませんかぁ!」という悲鳴に似た連絡。「どんな状態?」と聞くと「もうエントランスには入り切らなくて道路に並んでます。現在“厚生年金”の前あたりですがこのままだと平和公園まで…」。不謹慎にも私の気持ちは「良かった。お客さんがたくさん来てくれた!」といたってのんびりムードでした。しかし事態は急を告げていました。そのころ入り口付近では2部で演奏するOBバンドのメンバーまで動員して数十人でエントランスに溢れかえった超満員の観客の整理に冷や汗をかきながら対応していたのです。

《14:15》
3回目の確認「先生!!! もうだめです。開けましょう!!!」そのときになってやっと事態の深刻さに気づいた私の脳裏をよぎったのは、一昨年福岡市に精華女子の定期演奏会を見に行ったとき、会場の“福岡サンパレス”前の坂道にびっしり4列に並んだ“人の群”を想い出しました。千数百人の観客が4列のまま何度も折り返し会場までの坂を“絨毯”のように埋め尽くしていたあの有様を…。

階段や道路で事故でも起こったら大変です。

《14:20》
「これは喜んでばかりはいられないぞ!」ホールはやっとリハーサルが終わり前舞台の準備中です。今お客さんに入ってこられたら楽器運搬や平台を組み立てるメンバーたちが丸見えです。そんな中ゆっくりとしかし確実に時間だけが過ぎていきます。準備が完了したのは開場のほんの数分前のことでした。

《14:30》
「よし開場だ!」私の指示で堰を切ったようにお客さんがホールに流れ込んできます。徐々に埋まってゆく客席。今回は2階席があるのでドリルを上から見たいお客さんは一気に2階へ駆け上がります。早い時間にご着席の皆さんは一様にプログラムをめくり、楽しそうにご歓談されています。いつもの開演前のなごやかな時間です。

《14:50》
一息つく暇もなく入り口からまた連絡が。「先生!!! 開演は3時ですか?」「まだお客さんが道路まで並んでるんですが…」。これはエラいことになったぞ。もし開演に間に合わなかったら大変だ。なにしろ5時までに終わらないと延長料金が十数万円…。お客さんが入りきらない状態で開演するしかないのか、それとも遅らせて延長料金を払うか。もう気が気ではなくなってきました。タイムテーブル上では終了予定は4時45分で夜区分開始の5時まで“15分間”しか余裕を見ていません。私は当然1部を指揮するのですが、目は会場入り口のモニターに釘付けです(笑)。

《14:57》
「先生!!!! 行列の切れ目が見えました。」「よかった!みんなありがとう。」さあ開演です。開演3分前の“1ベル”をお願いしました。メンバーがステージに入ります。客席はもう満員です。 ん? 1階も2階も 後ろの方は“立ち見”じゃないか。こんなに広い会場なのに開演前から立ち見が出ているのです! 

そしていよいよ“本ベル”。

ご来場の皆様本当にありがとうございます!!!  そしてご不便をおかけして申し訳ありませんでした。さあ、いよいよ記念定期演奏会の始まり始まり・・・・

 
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■2007年05月07日(月)  今年のNUMATAは?
grp0514205908.jpg 598×394 28KNUMATAの演奏について、ここ数年来思うことですが、個人技ではやや地味(笑)になっているものの、サウンドの面では少し良くなっているのかなと思います。何より音楽に対しての“反応”がずいぶん良くなりました。音を意識的に創ることも少しは出来るようになりました。

そこで今年のNUMATAのお奨めはズバリ「吹奏楽オリジナル曲」です。昨年ラヴェルの“ダフニスとクロエ”を演奏しましたが、1年経った今、技術的にも音楽的にもまだまだ未消化の部分が多く、せっかくの長所を活かしきれなかったように感じています。

そこで今年のNUMATAの定期演奏会では吹奏楽のために書かれた曲(オリジナル曲)を中心に演奏しようと考えました。理由はたくさんありますが、最大の理由は“新鮮さ”です。やはりNUMATAには斬新でポジティヴなものが似合います。百年以上も前にオーケストラのために書かれたものより、まさに現在(いま)を生きる音楽が私たちにはマッチするのではないかと思うのです。

“現在を生きる音楽”とは、という問いかけに、私はズバリ今が「旬」の曲と考えます。百年後を想定して書かれる曲などありません。“名曲”の多くは非常に完成度の高い「凡作」だと思います。いつの時代にも“スタンダード”に好まれる作品が、いわゆる「名曲」として後世に残るのです。だから名曲だけが価値があると早合点してはいけません。数十年後には誰も演奏しなくなる曲の中にも、いまとても光っている曲があります。それらを個性豊かにポジティヴに演奏することで、さらに「旬」な音楽になるのだと思います。

毎年様々なバンドの演奏を聞いていますが、時々とても魅力的な曲に出会うことがあります。当然のことですがそんな曲の演奏はとても“熱い”(笑)のです。たとえ何カ所かのミスがあったとしても、指揮者の情念やメンバーの息づかいが聞こえてきそうな演奏は、オリジナルやアレンジの別なく、作品の魅力を高めてくれます。今まで気にもとめなかった作品であっても、優秀なアマチュア団体が演奏すると、何かすごくいい曲のように錯覚してしまうのです。美味しそうなエサに飛びついて、後で苦い想いをすることもよくあります(笑)。

優秀なバンドは演奏能力が高く、オーケストラの名曲をアレンジした編曲ものをやれば作品の完成度との相乗効果で、さらに魅力的な演奏になるのかも知れません。しかしNUMATAのように安定感のない(笑)バンドは自分たちにしかない強烈な個性でアピールすべきだと思います。技術的な課題を軽視することは出来ませんが、自分たちの好きな「旬」な音楽を自信を持って演奏することで、ある程度満足できる結果になるのではないか思います。
 

 
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■2007年05月10日(木)  記念定期演奏会始末記(その2)
grp0506191142.jpg 640×425 43K超満員のお客様をお迎えし、開演前からの不安と緊張の中で、いよいよ定期演奏会の幕は切って落とされました。

第1部は現役部員たちの演奏です。部員数が多いので原則として2〜3年生の演奏ですが、今回はフルートとオーボエとホルンが人数不足だったのでこの春卒業したメンバーに“トラ”に入ってもらいました(演奏はともかくちょっと髪の色が…(笑))。

最初の曲は今年の課題曲「ピッコロマーチ」でした。何しろ初めての会場での第1曲目なのでみんなかなり“安全運転”です。と思った矢先、目立つパートがお約束のミス連発(笑)! 徐々に緊張がとれて音が伸びやかになった頃、約3分の演奏が終わりました(笑)。

次の曲は新曲の「ミクロトピア」。内容は昆虫の世界をミクロな視点で表現したちょっと“シリアス”な曲ですが、冒頭の“生息地”の部分はそれなりにミステリアスな感じがして大人っぽい雰囲気なのですが、続く“カブトムシ”はデュカスの“魔法使いの弟子”の焼き直しといった感じで、3曲目の“チョウチョ”は宮崎アニメの“ハウルの動く城”のようなアジアンなバラード、4曲目の“スズメバチ”はリムスキー・コルサコフの“熊蜂の飛行”そっくりのクロマチック(半音階)・ショーです(笑)。演奏難度はかなり高く、演奏者にとってはワクワクする部分も多いのですが、作品的に内容がちょっぴり“幼稚”です(笑)。

1部の最後は「スクーティン・オン・ハードロック」です。この曲は本邦初演というほど新しい曲ではないのですが、NUMATAにとってはかなり新曲です(笑)。この曲を吹く頃にはメンバーもだいぶ落ち着いてきて、最後の曲ということもあり、かなり頑張って演奏してくれました。副題が“ 3つの即興的ジャズ風舞曲〜”とあり、ジャズ系というだけでもうみんなノリノリで張り切っちゃいます(笑)。

さあ、次は2部のOBステージ、ここからが大変です。休憩を取らずに私のトークで2部につなぎます。何故かといいますと、どうしても2時間で(午後5時までに)演奏会を終わりたいからなんです(笑)。それは“付帯設備使用料”を節約したいからなんです(笑)。ホールの使用料というものには、“使用区分”というのがあって、午前中〜午後〜夜間という具合に数時間づつ分けて予約できるようになっています。演奏会場についてはもちろん一日中(8:00〜21:00)借りてありますが、一番費用のかかる照明については午後の区分のみの使用にすることにきめていました。

心は焦りながらも、できるだけ落ち着いて進行しようと心がけてはいましたが、ある「仕掛け」を考えていたため、現役メンバーを少しでも早く退場させようと、起立をさせてすぐに上手へ誘導。そのとき、突然場内アナウンスが、「それではここで、花束の贈呈を・・・」。各団体の人たちが花束を手に一列に並んでステージ上にあがってきます。まずい!!!もうステージ上には誰もいません(笑)   アウトです! もうどうしようもないので、花束贈呈者の皆さんにはひとまずお引き取り願って(申し訳ありませんでした)、OBステージのためのMCを続けることにしました。「ある仕掛け」というのは、OBメンバーに内緒で「カサマン(前任者の笠岡先生)」を登場させることでした。

なんといっても、この定期演奏会の産みの親であり、沼田高校吹奏楽部の育ての親でもある笠岡先生にOB吹奏楽団の第1曲目の指揮をお願いしたかったのです。OBたちはいきなりの“カサマン”登場にあっけにとられたり、ちょっと緊張した表情をしていましたが、このサプライズはカサマン世代のメンバーたちにとっては、とても印象的な再会となりました。そして笠岡先生の指揮で「K点を超えて」が演奏されました。 そうです!「K点」とは「K先生」のことだったのです。開校以来23年間を“S→K→S”と引き継ぎ、今のNUMATAがあることを知って欲しかったのです。笠岡先生本当にありがとうございました。

笠岡先生が指揮されている間、大急ぎで進行の打ち合わせです。失敗した現役への“花束贈呈”は2部と3部の間にすることに決めました。そこで進行係から「少し押していますが」とのショックなお言葉(笑)。約10分遅れているとのこと。さあ大変、それからは進行時間のことばかりが頭をよぎります。笠岡先生の指揮が終了し、大きな拍手で見送り……ン!!!!  笠岡先生への花束が!!!!  私が持って出るはずの花束のことをすっかり忘れていました。まったく最悪です。笠岡先生の花束は結局受け取り手がないまま楽屋に放置されていました。重ね重ね申し訳ありませんでした。仕掛けが“サプライズ”であっても、誰かに話しておかないとだめだということがよく分かりました。

そうして私の指揮で「海の男たちの歌」の演奏となりました。この曲はNUMATAにとってはある意味「転機」となった記念碑的な曲です。2001年の第42回コンクールで創立以来初めて「県代表」を受賞したときの自由曲です。それまでにも「金賞」を受賞したことは何度もありますが、“初代表”がこの曲だったということはある意味それ以後のNUMATAの方向性を決めたと言っても過言ではありません。過去の名演にたくさんあるような“定番曲”ではなく、NUMATAが持ち前のアイデアとアピールを込めて演奏したオリジナル曲。ご存じのようにその「NUMATAスタイル」は吹奏楽コンクールはもとより、マーチングやステージドリルでも継承されています。

そしてもう一つのNUMATAの定番はもちろん“JAZZ”です。今回は過去に演奏したことのあるナンバーから「チュニジアの夜」をチョイスしました。数多いニューサウンズのシリーズでもこの楽譜はなかなか編曲が良く、ハード・バップ・ジャズの雰囲気をよく表現していると思います。わざわざ仙台から帰広したドラムのちいちゃんをはじめ、何カ所かのアドリブ・ソロも無難にこなし、2部はめでたくお開きとなりました。皆さん本当にお疲れ様でしたね。

さて今度は第3部の「北ジュニアWO」の番ですが、この時点で約15分押しです!!

マズい! 時間が…(つづく)


  
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■2007年05月13日(日)  記念定期演奏会始末記(その3)
39519261qz6.jpg 600×350 36Kこんなに時間に追い回される定期演奏会も初めてでした。なんだか朝からずっとアセっています(笑)。日程については十分に考えて組んだスケジュールでしたが、いくつかのハプニングですっかり狂ってしまいました。やはり本番には“想定外の神様”みたいなものがいるようで、なかなか予定通りには行きません。

予定の進行を15分オーバーして、いよいよ第3部の“北ジュニア”の出番です。今回私は指揮者としてではなく、司会を担当しました。1曲目は課題曲の「光と風の通り道」でした。指揮の古屋先生(清和中)も今回の課題曲中ではもっとも好きな作品だと言われましたが、私もなかなか良い曲だと思います。2曲目は桑本先生(三入中)の指揮で「バンドのための民話」です。古い吹奏楽ファンにはとても懐かしい曲ですが、今の生徒にはどう聞こえるのかが大変興味のあるところです。3曲目は吉田先生(高取北中)の指揮で「私のお気に入り」。唯一のポピュラー曲でしたがこれが意外に難しくて、練習中もっとも苦労した曲でした。しかしさすが中3です。本番ではソロパートも冴え、とても安定感のあるジャズワルツを聴かせせてくれました。さあトリは八谷先生(祇園東中)の指揮で「朝鮮民謡の主題による変奏曲」。言わずと知れたチャンスの名曲ですが、これも思わずブラボー!といいたいほどの迫力で会場から大きな拍手を受けました。そして各先生方にNUMATAからの花束贈呈(今度はさすがに忘れることなく渡せました(笑))。

4名の指揮者の先生方の熱演もさることながら、北ジュニアのメンバーのみんなも、少ない練習時間にもかかわらず、なかなかまとまった良い演奏だったと感じました。時間があればもっともっと先生方にもインタビューをしたかったのですが、なにしろ“15分押し”ですから指揮の先生方と曲目の紹介がやっとという有様でした。

やっと3部が終わって、初めての休憩になります。計画当初からこの休憩が“勝負”だということをメンバーには何度も徹底しておりましたが、実際に何分で舞台転換ができるかはメンバーたちの頑張りにかかっていました。反響板が上がるのに3分、七間二段の平台を解体するのに五分、椅子と譜面台を片づけるのに3分、全ての打楽器を後方ステージの平台に移動するのに3分、それらのいくつかをを同時に、または順番に手際よく移動させます。メンバーたちも必死に動き回って、ここは予定どおりの時間10分で“奇跡的”に場面転換が終わりました。

さあ、4部はいよいよラスト・ステージの“ドリル”です。しかし、まだ気がかりことが2つありました。ひとつは15分の余裕しかない進行が既に“15分押し”だという事実、もう一つは午前中の照明の仕込みが若干時間不足気味でドリルの照明あわせが完了していないという事実。どちらも危機感アリアリです(笑)。

実際に本番の照明はスモーク(ライトのラインが空中に見えるキリの役目で今回初めて使いました)の加減や演奏者の見え具合など、もう少ししっかりリハーサルすべき部分もありましたが、“結果オーライ”になった部分もありました(笑) 次回の定演ではもっとファンタスティックでダイナミックな照明をやります。

さああとは時間との戦いに戻ることになります。とはいっても何度もリハを重ねたドリルなので、演奏時間は早くなりません。つなぎの部分もMDの音響で繋ぐのでこれも短くならないわけで、もうこれは1分1秒の争いになること見え見えです(笑)

最後のライオン・キングが始まったとき、舞台袖に待機されていたアステールの職員の方が「先生、このままの調子でいくと“夜間料金”をいただくことになるかも知れません」とショックなお言葉(笑) その時点で時刻は既に4時50分を回っていました。ホールの料金と付帯設備の代金は「当日精算」が大原則です。実際私の脳裏では「やっぱりダメかも…」「夜間料金はまだ計算していなかったなぁ… もし手持ちが不足したら、コンビニのセブン・バンクからおろして払うか…」舞台を見ながらもそんなことを考えているうちにライオンキングが終了しました。

客席からはこれまでに聞いたことのない歓声と拍手! 全国大会で演奏した「ライオン・キング」から、さらにグレードアップした良い出来でした。“時間との戦い”をしていたのは実は私だけで、メンバーはみんなステージに集中していました。本当にご苦労さま。今回も素晴らしい定期演奏会でした。その時点で4時56分です。「ダメだろうナァ…」とは思いながらも、最後のアンコール曲までのつなぎのMCにステージに登場する私。

「みなさん本日は満員のご来場どうもありがとうございました」「これからもよりUP!を目指してもっともっとがんばります」といった風なことをしゃべって、さぁ「ゲット・イット・オン!」でフィナーレです。勢いよく頭を下げて>私へのスポットが消えて>照明ON! あれ!?、マーチング・パーカッションがいない…。私があまりに急いでしゃべったために平台から楽器を着けて降りてくるのが間に合わなかったようです。私のコメントはおそらく30秒もなかったものと思われます(笑)

遅れて到着したパーカッションが気を取り直して4カウント…。勢いよくお馴染みのブラスロックが炸裂します。結局私は最後まで時間のことばかり気にして、まともにステージに集中出来なかったことを悔やみながらも、ますます成長したNUMATAのドリルを誇らしく眺めていました。そして新入生のポンポン・アーツの「20 UP!」の人文字も決まり、派手にエンディング!!!。鳴りやまない拍手>照明オフ>ステージ中央に全員集合>照明ON>部長の声を合図に(大拍手でよく聞こえない!!)全員が「ありがとうございました!!!」>緞帳

その時、時計は16時59分45秒!!!

夜の部開始の15秒前です!!!

「間に合った!」「よかった!」(午前中も照明を使用しなかったので、20万円以上の節約?になったことは確実です!)

私のそんな気持ちを知らないメンバーは、みんな一目散に観客の皆さんの“お見送り”にホール入り口へ!(笑)

演奏会費用のことが脳裏を離れ、だんだんと嬉しさがこみ上げてきます。慣れない会場で精一杯頑張ってくれたNUMATAのメンバーやOBの諸君、ゲストの中学生や先生方。本当にお世話になりました。あまり触れませんでしたが、演奏の方もこれまでの定期演奏会の中で間違いなく“ベスト”だったと確信しています。

ミスがなかったかといえば“売るほどありました(笑)”が、「情熱」だけはどこにも負けていなかったと胸を張って言えます。お客様の反応もこれまでで最高でした。また来年も頑張ります。お客さんのいなくなった会場でスタッフ出演者総勢200名近くで簡単な打ち上げをしましたが、今回の反省を基に更に素晴らしい演奏会を企画したいという意欲が出てきました。

その後はお決まりのOBでの本格的な打ち上げへ、今回は何と80名近くの参加です。新卒の20期OBを囲んで、みんな飲むわ食うわで大盛り上がりでした。

みんな!これからもよろしくです。



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■2007年05月17日(木)  記念定期演奏会始末記(その4)
grp0517181902.jpg 800×596 142K演奏会が終わってから早くも20日あまりが過ぎました。現在本校は「中間考査」のまっただ中、試験週間に入った先週からクラブ活動が中止で、吹奏楽部のメンバーもほとんど顔を見せません。私は毎日閑散とした音楽室で一人寂しく過ごしているわけですが、この静かなひとときは私にとって、またとない“休暇”ともなっています(笑)。

先日からこの一連の日記を書きながら、当日の様々な出来事を回想してきましたが、どうしても自分の視点だけがクローズアップされて(“ジコチュウ”ってことなんだろうなぁ…)、当日裏方として頑張って動いて下さった多くの方々のことを“蔑ろ(ないがしろ)”にしているようで、ちょっと寝覚めが…(笑)。そこで書きそびれたことを書きます。

まず、本邦初演のOB吹奏楽団の諸君には忙しいスケジュールの合間を縫って、何度も母校に足を運んでの練習参加本当にご苦労様でした。「OBバンドを作りたい」という声は以前から何度もありましたが、メンバー集め・練習場所・備品のことなど実に多くの課題がありました。今回あのような大編成で演奏できたことは、結成への一つのステップを超えたのかもしれないと感じています。

また、合奏に参加できなかったOB&OGの皆さんも、本番当日は積極的に会場運営に携わってくれて大助かりでした。OBとはいっても歳が違えば普段の交流もほとんどなく、なかなか自分のペースが出せない人も多かったと思いますが、あれだけの観客を手際よく(笑)誘導できたことは賞賛に値すると思います。

さらに、“アメニティのNUMATA”復活(笑)といった感じの「記念ステッカー」や「花のプレゼント」も大好評でした。OBバンドのみんなが集めてくれた「参加費」で購入した320鉢の“ポッド苗”。ステージの縁を飾るように並んでとてもきれいでした。沼田町からの花の運搬や当日のアレンジメントには保護者有志の皆さんの応援をいただき本当に助かりました。さらには閉会後お客様の帰りにその苗を配っていただいたこともとても好評でした(貰えなかった皆さんゴメンナサイ!!)。本当にお疲れ様でした。

またゲストの“北ジュニア”に参加された中学校の指導者及び保護者の皆様には、練習日も含めて生徒の移動や運搬など本当にお世話になりました。なかでも今回は参加希望者が多く、メンバー数の調整をお願いすることになり、指導上のご迷惑をおかけしたことをお詫びします。“北ジュニア”は昨年の1回目も聴きごたえのあるすばらしい演奏でしたが、今回はさらにまとまりのあるサウンドで、すばらしいチームワークを発揮できたのではないでしょうか。

あと特記すべきは、今春の卒業メンバーの保護者の皆さんを中心に「後援会」結成の呼びかけをして頂いたことです。昨今、公立私立を問わず、老朽楽器更新をはじめとする活動維持のための予算確保は大きな課題となっています。地方財政の逼迫で備品の更新予算を確保することが非常に困難となった今、本校吹奏楽部のように多くのメンバーを抱え、県内外の行事に参加する団体の保護者は多くの支出を余儀なくされています。「受益者負担」はある程度しかたないとしても、今後も円滑に活動を持続させるための後援組織があることは何よりも心強い限りです。この小さな種が大きな花へと開花することを願っております。

終わりに会場においで下さったすべての皆さんへ心よりお礼申し上げます。

今回は“新会場”かつ“20回記念”ということで、例年にもまして多くの課題を抱えていました。その中には未だ解決できないこともたくさん残っていますが、予想を大きく上回る超満員の皆さんにご来場頂いたことで、さらに次に向かってUP!していく元気をいただくことが出来ました。

これからも沼田高校吹奏楽部の歩みに温かいご声援をお願い申し上げます。

  
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  • soulkitchen(2007/05/20 19:44)
    先日はお疲れ様でした。足跡残しておきます。誰かはすぐにわかるかと…
  • さ(2007/05/21 11:14)
    分かってますよ(笑)
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■2007年05月21日(月)  MY WAY(20)“安西中分離〜沼田高校開校(1)”
安西中開校から8年目の1984年(昭和59年)、市内随一のマンモス校となった安西中学校は翌年4月に向かい側の団地に建設中の新設中学校に分離することとなった。

私はそれまで安西中の開校から8年間勤務し、吹奏楽部はすでに県内を代表するバンドとして知名度も定着していた。マンモス校ということもあり、部員数は優に100名を超え、こちらもマンモスバンドとなっていた。

分離後のバンドのことはそれなりに心配だったが、指導スタッフには恵まれていたので、2つのバンドに別れても何とかなるだろうと考えていた。当時吹奏楽部は私と塚本修一先生(現 賀茂高校教頭)、大咲司朗先生(現 修道高校教諭)の3人で指導していた。いうまでもなくご両名とも今や広島県を代表する名指導者であるが、これらの先生方が脇を固める当時の安西中。今になって思えば、いかにスタッフに恵まれていたかの証でもある。

それまで吹奏楽コンクールでは中国大会金賞までは何度かたどり着いたものの、残念ながら全国大会への出場は実現せず、私の指導の限界とも思えた(じつは今でもそうだが…)。分離を機会に私は新設校(高取北中)に赴任することになるのだろうと漠然と考えていた。

このMy WAYシリーズをお読みいただいた方にはご理解いただけると思うが、私は音楽そのものは好きだが、コンクールで勝つことはそれほど得意ではない。毎年のように“普門館”を目指して頑張ったことは事実だが、指導者として“勝つための熱意”がそれほど強くなかった。今考えればやっていないことのあまりの多さに、我ながら呆れるほどだ。たまたま良い結果が出るとしても、それは紛れもなく生徒たちの努力によるところが大なのである。

要するに飽きっぽいのだ。コツコツと確実に細部にわたって完成度を極めることができない。その自分の甘さへの言い訳から、生徒にはあまり強引な要求を出さない(あくまで全国レベルの話だが…)。だが、今思い返して見て、私の性格としてはそれはそれで仕方ないとも感じている。

人間のできることには限りがある。無理をすることで失うものもあるし、傷つけることもある。勝つための訓練や統率もある程度は必要だが、数百の団体の頂点に立ち、中国5県を代表して全国に行くために、どれだけの“無理”が必要なのかは想像もつかない。

翌年、柳原校長の定年ご退任が分離と重なるため、「さよならコンサート」をやろうということになった。柳原校長は私と同様それまでの8年間を安西で勤務され、連盟の会長として活躍されたばかりでなく、ゼロの状態から「安西中吹奏楽部」の名を完全に定着させた功績は計り知れない。

コンサートの内容を色々考えていくうちに、いくつかの問題にぶつかった。まず演奏会当日すでに分離している2つの中学校のバンドが合同で何時間ものプログラムを消化できるかという事実。年度初めの段階ではまだ生徒の演奏能力が低いという事実。これはどう考えてもOBを呼び返すしかないということになった。早速OBたちに連絡してこのことを伝えた。

当初メンバーがなかなか集まらないため、中学生とOBとの合同演奏にしようかとも考えていた矢先のことだった。忘れもしない1985年3月20日突然柳原校長に呼ばれた。

「今年開校する沼田高校に行って欲しい」

「は?どこの高校ですか」「この団地の裏よ。知らんかいのう」

恥ずかしながら、新設高校のことはそれまでほとんど知らなかった。自慢でもないが現在までの教師生活で“転勤希望”を書いたことは一度もない。校長はあくまで私の気持ちを確かめる言い方だったが、校長の心の中ではもう決まっていることのようでもあった。「悪い話じゃあないよ」という言い方に妙な説得力があった。

いつか安西を去ることは覚悟していた。正直“コンクール漬け”の日々にも若干疲れていた。また新しい環境で一から出直すことに一抹の不安はあったが、拒否するだけの理由がなかった。結局安西中は塚本先生が残ることとなり、新設校の高取北中には合唱部顧問の岡本先生(現 己斐上中校長)が行かれることになった。吹奏楽部のことは気になったが、昔の安西と同じくゼロからの出発であり、軌道に乗るにも数年かかることとなり、今後の発展に期待するしかないと考えた。

最初校長のために企画した「さよならコンサート」が結局私の転勤も加わり、新設校への分離も加わって、当初の計画とは全然違った企画になってしまった。OBたちにもあらためてこのことを伝えたところ、約60人のOBバンドが実現することとなった。結局私はこの後の一ヶ月間、沼田高校と安西中学校を往復してコンサートの準備をすることとなった。

プログラムは私の転勤記念も含めることになったので、これまで安西中学校がコンクールで演奏した自由曲7曲をOBバンドがまとめて演奏することになった。安西中吹奏楽部の現役部員の演奏は第一部として実現したものの、様々な事情で高取北中に別れた部員の演奏を入れることができなくなった。このことは今でも心残りで申し訳なかったと悔やんでいる。

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  • 昔はフルート族♪(2007/08/27 22:53)
    やっと(久しぶりに^^;)サイセン日記を読ませていただきました^^安西中を懐かしむ度に、塚ちゃん先生はどうしてらっしゃるかなぁ〜と思っていました。なんと、賀茂高の教頭先生になられてたなんて・・・ビックリしました\(◎o◎)/!
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